N2· 中文 · 約 650字
本文
外国語を学ぶとき、多くの人は単語や文法の習得を最初の目標にする。しかし、言葉はそれを使う人々の考え方や生活習慣と深く結びついている。そのため、言語の技術だけを身につけても、相手の意図を正確に理解することは難しい場合がある。
日本の英語教育は長い間、試験のための学習が中心だった。文法の規則を覚え、英文を日本語に訳す練習が繰り返されてきたわけだが、その結果として、英語を話す機会や、英語圏の文化に触れる場面が授業の中で非常に少なかった。実際に外国人と会話しようとすると、言葉が出てこないという経験をした人も多いはずだ。
この問題の根本には、言語と文化を別々のものとして扱ってきた教育観がある。言葉は文化の中で生まれ、文化とともに変化する。たとえば、英語では相手の意見に直接反対することが自然なコミュニケーションとされる場面も多い。一方、日本語では遠回しな表現で不満を伝えることが一般的だ。こうした違いを知らないまま会話をすれば、誤解が生じるのは当然だと言えるだろう。
近年、言語の授業に文化的な内容を取り入れる動きが広まっている。映画や音楽、日常の会話例を使って、その言語が使われる社会の背景を学ぶ方法だ。この方法は、言語の技術を高めるうえに、相手の価値観への理解も深めることができる点で効果的だと考えられている。
言語教育の目的は、試験の点数を上げることではなく、異なる文化を持つ人と対等に話し合える力を育てることにあるはずだ。そのためには、言語と文化を一体のものとして教える姿勢が、これからの教育に求められていると言えるだろう。
問題 2
Q1.
筆者が日本の英語教育の問題として最も強く指摘していることは何か。
①外国人との交流の機会が学校の外で少ないこと
②英語の試験が難しすぎて、学習者の意欲が下がっていること
③英語の文法規則が複雑すぎて、学習者が理解しにくいこと
④言語の技術習得と文化理解が切り離されたまま教育が行われてきたこと
Q2.
筆者は、これからの言語教育はどうあるべきだと述べているか。
①試験の形式を変えて、会話の点数を重視した評価にすること
②外国の映画や音楽を授業で多く使い、楽しく学べる環境を作ること
③言語と文化を別々に分けず、一体のものとして教えること
④文法や読解の練習をより丁寧に行い、基礎力を固めること
AI 보조로 작성하고 JLPT 레벨·문제 형식을 검수해 공개한 학습용 독해 지문입니다. · 2026년 6월 12일 공개 · 제작 방식 →