N3· 中文 · 約 700字
本文
今、私は一枚の写真を手に持っている。二十年前、初めて海外に行ったときに撮った写真だ。当時の私は、外国の文化について何も知らなかった。言葉も通じず、食べ物も違い、習慣も全く異なっていた。正直に言うと、最初は怖いという気持ちの方が強かった。
その旅で、私はアフリカから来た若者と同じ宿に泊まった。彼は毎朝、日の出とともに祈りをささげていた。最初、私はその行動が不思議に思えた。しかし、彼が笑顔で「これは私にとって大切な時間なんだ」と教えてくれたとき、私の気持ちは少しずつ変わり始めた。違うことは、おかしいことではないのだと、その時初めて気がついた。
帰国してから、私は学校や地域の集まりで子どもたちに話をするようになった。「世界には様々な生き方がある。それを知ることが、一緒に生きるための第一歩だ」と伝えてきた。しかし、話を聞く子どもたちの反応はさまざまで、なかなか伝わらないこともあった。
そんな中、ある中学生の女の子が「なぜ違う文化を理解しなければならないの?」と質問してきた。私はその言葉にはっとした。彼女の質問は正しかった。ただ「理解しなさい」と言うだけでは足りない。大切なのは、自分の頭でしっかり考え、なぜ大事なのかを自分自身で見つけることだと気づいたのだ。
今の時代、インターネットで世界中の情報がすぐに手に入る。しかし、情報を受け取るだけでは本当の理解にはならない。直接人と出会い、話し、感じることが必要だと私は思う。世界の人たちと共に生きるためには、まず自分から一歩踏み出す勇気が必要なのだ。あの写真の中の若い自分が、今の私にそう語りかけているような気がする。
問題 1
Q1.
この文章で、筆者が最も伝えたいことは何か。
①インターネットを使えば、世界中の文化について十分に学ぶことができる。
②子どもたちに異なる文化について教えることが、大人の最も重要な役割だ。
③自分で考え、直接人と関わることで、共に生きるための理解が深まる。
④外国語を上手に話せるようになることが、世界の人と生きるために一番大切だ。
AI 보조로 작성하고 JLPT 레벨·문제 형식을 검수해 공개한 학습용 독해 지문입니다. · 2026년 7월 29일 공개 · 제작 방식 →