N4· 中文 · 約 2550字
本文
今、私のつくえの上に古い日記が一冊ある。もう二十年ほど前のものだ。ページをめくると、あのころの自分の気持ちがよみがえってくる。
私が日記を書きはじめたのは、三十代のころだった。大学の研究がうまくいかなくて、毎日とてもつらかった。同僚とうまく話せなくて、自分だけが遅れているように感じていた。そんなとき、ある先生に「気持ちを紙に書いてみてください」と言われた。
はじめは短い文しか書けなかった。「今日もだめだった」「疲れた」。でも、毎日書き続けるうちに、だんだん長く書けるようになった。「なぜつらいのか」「何がいやなのか」を書いていくと、自分の気持ちがすこしずつわかってきた。
半年ほどたったある夜、日記を読み返してみた。すると、自分がどれだけ変わったかがよくわかった。最初のころは毎日「つらい」と書いていたのに、三ヶ月ほどたつと「今日はすこしよかった」という言葉が出てきていた。自分でも気づいていなかったが、気持ちはゆっくり回復していたのだ。
今、私は学生たちに「日記を書いてみてください」とよく言う。書くことは、自分を知るための大切な方法だと思うからだ。言葉にすることで、気持ちははっきりと見えてくる。あの古い日記は、今でも私にとって大切な宝物だ。
問題 2
Q1.
筆者が日記を書きはじめたとき、気持ちはどのように変わりましたか。
①先生に言われたので書いたが、すぐにやめてしまった。
②最初から長い文が書けて、すぐに気持ちがよくなった。
③毎日書き続けるうちに、だんだん自分の気持ちがわかるようになった。
④日記を書いても、気持ちはぜんぜん変わらなかった。
Q2.
筆者は今、日記を書くことについてどのように思っていますか。
①日記は研究の役に立つが、普通の人には必要ないと思っている。
②日記はつらい気持ちを思い出すだけなので、あまりよくないと思っている。
③書くことで自分の気持ちがわかるので、大切な方法だと思っている。
④日記より、友達に話すほうがずっといいと思っている。
AI 보조로 작성하고 JLPT 레벨·문제 형식을 검수해 공개한 학습용 독해 지문입니다. · 2026년 5월 12일 공개 · 제작 방식 →