N4· 中文 · 約 2450字
本文
先生が黒板に字を書いている。チョークの音がこつこつと教室に響く。わたしはそのリズムを聞きながら、いつもふしぎな気持ちになる。
むかし、わたしはあまり授業が好きではなかった。先生の話を聞くより、窓の外を見ていることのほうが多かった。ある日、うとうとしていたら、先生に名前を呼ばれた。「答えを言ってみてください」と言われたが、もちろん何も分からなかった。恥ずかしくて顔が赤くなった。クラスのみんなが静かにわたしを見ていた。その時間はとても長く感じられた。
それからしばらくは、ねむくなっても寝ないようにしようと思った。でも、ただ起きているだけでは、授業はやっぱりつまらなかった。
転機は、あるクラスメイトが積極的に手を挙げているのを見た時だった。かれはまちがっても笑わなかった。「まちがえてもいいんだ」と、わたしははじめて思った。それからわたしも、すこしずつ発言してみるようにした。最初はこわかったが、先生が「いい考えですね」と言ってくれた時、むねがあたたかくなった。
授業は知識を覚える場所だと思っていた。でも今は、自分の声を出す練習の場所だと思っている。まちがいを恐れていたころのわたしは、ただ時間が終わるのを待っていた。でも、声を出すようになってから、授業がすこし楽しくなった。それはとても小さな変化だったが、わたしには大切な気づきだった。
問題 1
Q1.
この文章で、筆者が授業について一番大切だと思うようになったことは何ですか。
①黒板の字をきちんとノートに書くこと
②まちがいを恐れずに自分の声を出すこと
③先生の話をすべて覚えること
④授業中に絶対にねむらないこと
AI 보조로 작성하고 JLPT 레벨·문제 형식을 검수해 공개한 학습용 독해 지문입니다. · 2026년 5월 12일 공개 · 제작 방식 →