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近年、インターネットを使えるかどうかによって、人々の生活に大きな差が生まれている。この差は「デジタル格差」と呼ばれ、社会的な問題として注目されるようになった。
総務省が2023年に行った調査によると、インターネットの利用率は全体で約85%に達している。しかし、年齢別に見ると、60代では約80%であるのに対し、70代以上では約55%にとどまっている。つまり、高齢になるほどインターネットを使う割合が低くなる傾向が明らかである。
また、地域別のデータも注目に値する。都市部と地方部を比べると、地方では高速通信が整っていない地域がまだ多く、安定したインターネット接続が難しい場合がある。こうした通信環境の差が、情報へのアクセスに直接影響していることがわかる。
インターネットを使えないことは、単に不便というだけではない。現在、行政の手続きや医療の予約、就職活動など、多くの場面でオンラインの利用が前提となりつつある。そのため、インターネットにアクセスできない人は、必要なサービスを受けにくくなるという不利な状況に置かれる。
このような現状を受けて、国や自治体はさまざまな対策を講じている。たとえば、公共施設への無料Wi-Fiの設置や、高齢者向けのデジタル講習会の開催などが進められている。しかし、調査によれば、講習会に参加した高齢者のうち、継続的にインターネットを活用できるようになった人は約30%にとどまるという報告もある。
以上のデータから、デジタル格差の解消には、環境の整備だけでなく、継続的な支援や教育が欠かせないと言えるだろう。情報へのアクセスが平等に保障される社会を目指すためには、より長期的な取り組みが求められている。
問題 1
Q1.
この文章のデータから読み取れる傾向として、最も適切なものはどれか。
①高齢者向けの講習会を増やせば、デジタル格差はすぐに解消できる。
②インターネットの利用率は地域差よりも年齢差のほうが大きく、70代以上では半数以上が利用していない。
③デジタル格差の主な原因は、利用者の意欲の低さにある。
④地方の通信環境が整えば、高齢者のインターネット利用率は都市部と同じ水準になる。
AI 보조로 작성하고 JLPT 레벨·문제 형식을 검수해 공개한 학습용 독해 지문입니다. · 2026년 7월 2일 공개 · 제작 방식 →