N3· 中文 · 約 750字
本文
「ねえ、あの絵、すごくよかったよ。どうやって描いたの?」
美術部の後輩、さくらが先輩の健太に声をかけた。文化祭に出した健太の絵が、思いがけず多くの人に褒められていたのだ。
「あれ? 実はあの絵、ぜんぜん考えないで描いたんだよ。時間がなくて、頭で考えるより先に手が動いちゃった感じ。」
健太は少し恥ずかしそうに答えた。
「えっ、そうなの? でも色の組み合わせとか、すごく自然でよかったよ。ちゃんと考えて描いたみたいだった。」
さくらは首をかしげた。健太はしばらく考えてから、こう言った。
「うーん、いつもはどう描くか考えすぎて、なかなか手が動かないんだよね。でもあのときは時間がなかったから、思ったままにやるしかなかった。そしたら、なんか自分でも驚くくらいうまくいったんだ。」
「それって、すごくいい話じゃない? 考えすぎるより、感じたままにやったほうがうまくいくこともあるってことでしょ?」
さくらの言葉を聞いて、健太はうなずいた。
「そうかもしれない。もちろん練習や準備は大切だと思う。でも、いつも頭で考えてばかりいると、自分らしさが消えてしまうこともあるんじゃないかな。あのとき、考えないで描いたからこそ、自分の本当の気持ちが出たのかもしれない。」
「じゃあ、これからも時々、考えないで描いてみたら?」
「うん、ためしてみようかな。計画しすぎないで、その場の気持ちを大切にすることも、創作では必要なのかもしれないね。」
健太は少し明るい顔になって、そう答えた。
問題 2
Q1.
健太が「あのとき、考えないで描いたからこそ、自分の本当の気持ちが出た」と言っているのはなぜですか。
①さくらにアドバイスをもらって、自信を持って描くことができたから。
②文化祭のために特別な計画を立てて、じっくり時間をかけて描いたから。
③練習をたくさんしていたので、考えなくても上手に描けるようになっていたから。
④時間がなくて、頭で考える前に手を動かしたので、自分らしい表現ができたから。
Q2.
この会話で、健太が最も言いたいことは何ですか。
①さくらのような後輩に意見を聞くことが、よい作品を作る秘訣だ。
②美術部の練習をもっと増やせば、誰でもよい作品が作れる。
③創作では、計画だけでなく、その場の感覚を大切にすることも重要だ。
④文化祭の準備には、もっと時間をかけるべきだった。
AI 보조로 작성하고 JLPT 레벨·문제 형식을 검수해 공개한 학습용 독해 지문입니다. · 2026년 10월 26일 공개 · 제작 방식 →