N4· 中文 · 約 550字
本文
ボランティアを始めたのは、四十歳になった年のことだ。それまでの私は、大学で教えることだけに集中していた。毎日、研究室と教室を行ったり来たりして、自分の仕事に満足していた。しかし、あるとき、学生の一人が「先生は社会のために何かしたことがありますか」と聞いた。その言葉が、ずっと頭の中に残った。
週末に、地域の子ども食堂でボランティアをしてみることにした。最初は少し緊張したが、子どもたちと一緒に食事の準備をしたり、話をしたりするうちに、だんだん楽しくなってきた。子どもたちはとても元気で、私も笑顔になることが多かった。
そこで出会ったのは、七十代のおじいさんだった。毎週来て、子どもたちに料理を教えていた。「こういう活動は、自分のためにもなるんですよ」とおじいさんは言った。その言葉を聞いたとき、私は大切なことに気づいた。人のために何かをすることは、自分の心も豊かにしてくれるということだ。
大学の教壇に立つだけでは、見えなかった世界がある。ボランティアを通じて、いろいろな年齢や立場の人と話すことができた。その経験は、私の授業にも良い影響を与えてくれたと思う。
今では、ボランティアは私の生活の大切な一部になっている。忙しいときも、できるだけ続けるつもりだ。人とのつながりの中に、毎日の生活をより豊かにするものがあると、今の私は信じている。
問題 2
Q1.
「その言葉が、ずっと頭の中に残った」とあるが、なぜか。
①学生の質問が、自分が社会のために何もしていないことを気づかせたから。
②学生がボランティアをやめるように言ったから。
③学生の言葉が難しくて、意味がわからなかったから。
④学生が先生の仕事をほめてくれたから。
Q2.
この文章で、筆者が一番伝えたいことは何か。
①人のために何かをすることで、自分の生活や心も豊かになる。
②ボランティアは忙しい人にとって、時間のむだになることが多い。
③子ども食堂のボランティアは、料理が得意な人だけができる。
④大学の先生は、研究よりもボランティアを優先すべきだ。
AI 보조로 작성하고 JLPT 레벨·문제 형식을 검수해 공개한 학습용 독해 지문입니다. · 2026년 5월 17일 공개 · 제작 방식 →