N3· 中文 · 約 550字
本文
私が働く病院の近くに、小さな公園がある。ベンチが三つと、古いすべり台があるだけの、何でもない場所だ。しかし毎朝、そこを通るたびに、私は少しだけ立ち止まって見てしまう。
先日、その公園で、お年寄りが子どもに話しかけている場面を見た。二人は初めて会ったようだったが、すぐに笑顔で話し始めた。私はそれを見て、胸の中が温かくなるのを感じた。病院では毎日、一人で不安を抱えている患者さんと向き合っている。その中で気づいたことがある。人は、つながりがなければ、心も体も弱くなりやすいということだ。
ところが最近、この公園も取り壊される話が出ているらしい。駐車場を作るためだという。確かに、駐車場は便利だ。しかし、便利さのために、人が集まれる場所を失うのは、本当によいことなのだろうか。私にはそう思えない。
地域の人たちが自然に集まれる場所は、病院では作れないものを生み出している。それは、日常の中でのつながりだ。医療の立場から言えば、そういった場所は、人々の心の健康を守るためにも、なくてはならないものだと感じる。
公園がなくなれば、あのお年寄りと子どもが出会う場所も消えてしまう。私たちは、便利さだけを追いかけるのではなく、人と人がつながれる場所を大切にするようにしなければならないと、強く思う。
問題 2
Q1.
筆者が「胸の中が温かくなる」と感じたのは、なぜですか。
①公園のベンチやすべり台が、子どものころを思い出させたから。
②見知らぬ者どうしが、自然に笑顔で話し合っているのを見たから。
③病院の患者さんが、公園で元気そうにしているのを見たから。
④地域の人たちが、公園を守るために集まっているのを見たから。
Q2.
この文章で、筆者が最も伝えたいことは何ですか。
①病院の近くには、必ず公園を作るべきだということ。
②お年寄りと子どもが交流できる機会を、病院が作るべきだということ。
③駐車場よりも公園のほうが、地域経済にとって有益だということ。
④便利さよりも、人がつながれる場所を大切にすることが必要だということ。
AI 보조로 작성하고 JLPT 레벨·문제 형식을 검수해 공개한 학습용 독해 지문입니다. · 2026년 7월 26일 공개 · 제작 방식 →