N2· 中文 · 約 700字
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私が若いころ、ニュースといえばテレビか新聞しかなかった。情報の数は限られていたが、その分、内容を落ち着いて考える時間があった。ところが今は、スマートフォンを開くたびに大量の情報が流れ込んでくる。その速さと量に、正直なところ、ついていくのが難しいと感じる日もある。
特に選挙の時期になると、SNS上にさまざまな話が広がる。中には事実かどうかわからないものも多く、何を信じればよいのか迷ってしまう。私の孫たちは情報を素早く処理しているように見えるが、果たして内容をきちんと確かめているのだろうか、と心配になることがある。
民主主義というのは、市民一人ひとりが自分の頭で考えて判断することで成り立つものだと、私はずっとそう思ってきた。だが、情報を正しく見極める力が育っていなければ、誰かの都合のいい言葉に流されてしまう危険がある。感情を刺激するような言葉は、人の心をあっという間に動かしてしまうからだ。
もちろん、私自身も時代の変化に戸惑っている一人だ。デジタルの世界に完全には慣れていないし、新しい情報の流れに適応しようと努力しているところでもある。しかし、だからこそわかることがある。情報と向き合うときに大切なのは、速さよりも、一度立ち止まって「本当にそうなのか」と問い直す姿勢ではないかということだ。
年を重ねた者の知恵が役に立つとすれば、それは急がずに考えるという習慣かもしれない。若い世代には、情報の多さに飲み込まれず、自分自身の判断を大切にしてほしいと願っている。民主主義を守るのは制度だけではなく、考える力を持った市民一人ひとりなのだと、私は信じている。
問題 1
Q1.
この文章の筆者が最も伝えたいことは何か。
①スマートフォンやSNSの使用をやめ、テレビや新聞だけを信頼すべきだ。
②情報が多い時代だからこそ、立ち止まって自分で考える姿勢が民主主義を支える。
③若い世代はデジタル技術に慣れているので、情報の判断を任せるべきだ。
④選挙の時期にはSNSを使わないようにする制度を整えることが重要だ。
AI 보조로 작성하고 JLPT 레벨·문제 형식을 검수해 공개한 학습용 독해 지문입니다. · 2026년 8월 31일 공개 · 제작 방식 →