N1· 短文 · 約 400字
本文
データジャーナリズムとは、大規模な統計情報や公開データベースを体系的に収集・分析し、その結果を視覚的表現も交えて報道に活用する手法を指す。従来の取材が個別の証言や文書に依拠してきたのに対し、この手法は数値的根拠を前面に据えることで、報道の説得力を飛躍的に高め得るものとして注目されている。しかしながら、データそのものが客観的であるからといって、それを扱う側の姿勢まで中立であるとは言えないわけではない。分析者がいかなるデータを選択し、どの指標を強調するかという判断の段階で、意図せずとも特定の方向性が報道に持ち込まれる危険性は払拭しがたい。欧米諸国と比較して制度的な基盤の整備が遅滞してきた日本においても、近年は若手メディアを中心に統計的手法を駆使した調査報道が台頭しつつある。こうした潮流の中で、データを読み解く批判的思考力、すなわち数値の背後に潜む前提条件や限界を見極める能力の涵養が、送り手・受け手双方に求められている。
問題 1
Q1.
本文において、データジャーナリズムの本質的な課題として最も適切に述べられているものはどれか。
①若手メディアが主導するデータ活用の潮流が、従来の取材手法を持つ既存メディアとの対立を深めていること。
②日本では公開データベースの整備が欧米に比べて著しく遅れており、分析に必要な情報が入手しにくいこと。
③データ自体の客観性にかかわらず、選択や解釈の過程で報道に偏向が生じる可能性が排除できないこと。
④統計データの収集と視覚化に要するコストが高く、小規模な報道機関には導入が困難であること。
AI 보조로 작성하고 JLPT 레벨·문제 형식을 검수해 공개한 학습용 독해 지문입니다. · 2026년 5월 12일 공개 · 제작 방식 →