N4· 中文 · 約 1650字
本文
「先生、今日はどこへ行ってきたんですか?」
山田さんが聞いた。わたしは窓のそとを見ながら、ゆっくり答えた。
「小さなローカル線で、海のそばの町まで行ってきたよ。」
「新幹線じゃなくて?ずいぶんゆっくりですね。」
「そうだね。でもね、それがよかったんだ。」
わたしは七十をすぎた。若いころは、早く着くことがいちばんだと思っていた。でも、今日のたびで、なにかがかわったきがする。
列車は山のあいだをゆっくりはしった。窓から田んぼや古いえが見えた。子どもが川であそんでいた。そんなけしきを、わたしはずっと目でおっていた。
「新幹線だと、そういうのが見えないんだよ。はやすぎて。」
「そうですね……」
山田さんはすこしだまった。
「先生は、たびがすきですよね。」
「すきというか……今は、じかんがほしいんだ。のんびりできるじかんが。」
わたしはそう言いながら、今日みた川のながれを思いだした。みずはゆっくりながれていた。いそいでいなかった。わたしも、もうそんなふうに生きてみたいと思った。
「来月も、どこかへ行くつもりですか?」
「ああ、北のほうへ行ってみようかと思っている。やっぱりローカル線でね。」
わたしはわらった。山田さんもわらった。
問題 1
Q1.
この会話で、「わたし」がいちばん伝えたいことはなんですか。
①山田さんもいっしょにたびをしなければならない。
②早くつくことよりも、ゆっくりじかんをすごすことがたいせつだ。
③ローカル線はとおまわりをするので、べんりではない。
④新幹線よりローカル線のほうが料金がやすい。
AI 보조로 작성하고 JLPT 레벨·문제 형식을 검수해 공개한 학습용 독해 지문입니다. · 2026년 5월 16일 공개 · 제작 방식 →