N3· 中文 · 約 850字
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田中さつきは、入社して三年目の春に初めてそれを経験した。
上司の村上課長は、会議のたびにさつきの外見についてコメントをした。「今日もかわいいね」「そういう服、似合うね」と、仕事とは関係のない言葉を何度も繰り返した。最初はただの挨拶だと思っていたが、だんだんと気持ちが悪くなっていった。会議室に入るたびに体がこわばり、村上課長の顔を見るのが辛くなっていた。
さつきは誰にも言えずにいた。「自分が気にしすぎているだけかもしれない」「言ったら仕事がしにくくなるかもしれない」と、何度も自分に言い聞かせた。しかし、ある日、同じ部署の先輩、木村さんが「さつきちゃん、最近元気ないね。何かあった?」と声をかけてくれた。
さつきは涙をこらえながら、村上課長のことを話した。木村さんは「それはおかしい。一人で抱え込まないで」と言い、会社の相談窓口に一緒に行こうと誘ってくれた。
その後、会社の担当者が村上課長に厳しく注意をし、部署内でハラスメントについての研修が行われることになった。さつきは最初、自分が会社を騒がせてしまったと感じて申し訳なかった。しかし、木村さんが「声を上げたことは正しかった。あなたのおかげで職場が変わる」と言ってくれた言葉が、心に深く残った。
今、さつきは「一人で我慢しないこと」が大切だと思っている。困ったときに助けを求められる職場こそが、本当に働きやすい場所なのだと気づいたのだ。
問題 2
Q1.
さつきの気持ちはどのように変わりましたか。正しいものを選んでください。
①最初は気にしていなかったが、だんだんと気持ちが悪くなり、最後は声を上げることが正しかったと思うようになった。
②木村さんに話してから、村上課長のことが好きになった。
③最初から村上課長の言葉が嫌だったので、すぐに相談窓口に行った。
④相談した後、自分が間違っていたと思って後悔した。
Q2.
さつきが「一人で我慢しないこと」が大切だと思うようになったのはなぜですか。
①相談窓口の担当者が、我慢しないようにと命令したから。
②村上課長が自分から謝ってくれたから。
③木村さんに話したことで状況が変わり、声を上げることが職場をよくすると気づいたから。
④会社の研修で、我慢することは体に悪いと教わったから。
AI 보조로 작성하고 JLPT 레벨·문제 형식을 검수해 공개한 학습용 독해 지문입니다. · 2026년 9월 9일 공개 · 제작 방식 →