N3· 中文 · 約 850字
本文
テレビをつけると、料理をする女性と、外で働く男性の姿がよく出てくる。子どものころ、わたしはそれが当たり前だと思っていた。
小学生のとき、クラスで「将来の夢」を発表したことがある。わたしは「エンジニアになりたい」と言った。すると、先生は少し驚いた顔をして、「女の子なのに、すごいね」と言った。そのとき、わたしは何も感じなかった。むしろ、ほめられたと思ってうれしかった。
しかし、大人になってから、あの言葉の意味に気づいた。先生は悪気がなかったと思う。でも、「女の子なのに」という言葉には、「女の子はエンジニアにならないものだ」という考えが含まれていた。わたしは長い間、そのことに気づかなかった。
ある日、SNSで広告を見た。掃除機の広告で、笑顔の女性が家を掃除している場面だった。男性は映っていなかった。「またか」と思った。テレビでも、SNSでも、男女の役割がいつも同じように描かれている。わたしはそういう場面を見るたびに、少し違和感を感じるようになっていた。
子どものころのわたしは、メディアが見せる世界をそのまま信じていた。でも今は、「これは本当のことか」と考えるようにしている。テレビや広告が描く男女の姿は、社会の一部分にすぎない。それがすべてではない。
あの日、先生に言われた言葉を今でも覚えている。あのとき気づかなかった自分を責めることはしない。ただ、これからは自分の目で見て、自分の頭で考えることを大切にしたいと思っている。メディアを見るとき、少し立ち止まって考える。それだけで、世界の見え方が変わってくるような気がする。
問題 1
Q1.
この文章を通じて、筆者の考え方はどのように変わりましたか。
①子どものころから、メディアの男女の描き方に疑問を感じていた。
②大人になってから、メディアの情報を自分で考えて見るようになった。
③SNSの広告を見て、女性は家事をするべきだと思うようになった。
④先生の言葉がきっかけで、エンジニアになる夢をあきらめた。
AI 보조로 작성하고 JLPT 레벨·문제 형식을 검수해 공개한 학습용 독해 지문입니다. · 2026년 9월 11일 공개 · 제작 방식 →